おさいほう

 

ていぎ

おさいほうは、ふくじやぬのをぬったりかざりをつけたりするさぎょうです。でんとうてきなせいかつのぎじゅつであり、げいじゅつてきにひょうげんするほうほうでもあります。おさいほうは、じつようてきなばめんでは、ふくとせいかつようひんをつくるときにつかわれました。かんこくのでんとうぶんかであるおさいほうは、さまざまなもようとわざで、ふくやこものをかざりをつけたりするぶんかとしてひろまりました。

 

 

ないよう

おさいほうは、かんこくのでんとうてきなかていでは、たいせつなさぎょうでした。ふく、しんぐ、ししゅうなどのせいかつひつじゅひんをつくるのに、とてもたいせつでした。おさいほうは、じつようてきにつかわれるだけではなく、うつくしさをひょうげんしたり、まごころとあいじょうをこめたりするさぎょうとみられていました。かんこくのでんとうてきなおさいほうは、さまざまなわざとどうぐをつかってふくとこものをつくり、かざったりするどくとくのぶんかをつくりました。


1. おさいほうのどうぐ

おさいほうは、さまざまなどうぐがつかわれて、それぞれのどうぐはこゆうのやくわりをもっています。かんこくのでんとうてきなおさいほうのどうぐは、こまかいさぎょうにあわせられるようにつくられていて、どうぐごとにやくわりがあるどくとくなかたちをもっています。
• ものさし:ものさしはながさをはかり、ぬのをせいかくにきるためにつかわれます。おさいほうのときに、ものさしでふくじのながさとはばをはかり、ぬのをせいかくにきるためのたいせつなどうぐです。かんこくのでんとうてきなものさしは、おもにきやたけでつくられていて、ながくうすいかたちがとくちょうです。
• はさみ:はさみは、ふくじをきるためのきほんのどうぐです。おさいほうのときには、とてもたいせつです。するどいはがとくちょうで、ぬのをやわらかくせいかくにきるためにつくられました。とくにかんこくのでんとうてきなおさいほうでは、はさみのはがとてもするどく、つよいので、なんじゅうのぬのをすっきりときることができました。
• はり:はりはおさいほうのきほんどうぐです。いとをとおしてぬのをぬうどうぐです。はりはおおきさとふとさがさまざまで、ふくじのしゅるいとぶあつさによって、あうはりをえらんでつかいます。かんこくのでんとうてきなおさいほうでは、てぬいをおもにしたため、はりのながさとかくどをちょうせいして、こまかいさぎょうができました。
• いと:いとはぬのをぬうときにひつようなきほんどうぐで、ぬののいろともようにあわせて、さまざまないろのいとがつかわれます。いとはぬのとあうようにえらんで、そうしょくようとしてのやくわりもたいせつになります。とくに、ししゅうのさぎょうでは、いとのいろとあつさがたいせつで、さまざまないとをつかって、よりうつくしくつくりました。
• こて:こては、ぬののしわをのばして、おさいほうしたぶぶんをまっすぐととのえるためにおしてつかうどうぐです。こてはひにやききって、つかいます。でんとうてきなおさいほうでは、きるときにこてでぬののしわをとって、おさいほうするときにこてでぬののもようをきれいにととのえました。こてはぬのをきるときとおさいほうのしあげをよくするために、たいせつなどうぐでした。
• アイロン:アイロンはおさいほうのあと、ふくじのよれをひろげるためにつかうどうぐで、でんとうてきにこてといっしょにつかわれました。いまのアイロンとはちがって、あつくなったてつでふくじをおして、まっすぐととのえます。おさいほうしたぶぶんをさいごにきれいにする、たいせつなどうぐです。
• ゆびぬき:ゆびぬきはおさいほうのときに、ゆびをまもるどうぐです。はりとおすときに、ゆびさきがささらないようにするために、ひとさしゆびのさきにつけて、つかいました。かんこくのでんとうてきなゆびぬきは、おもにぬのやきんぞくでつくられていました。ゆびのおおきさにちょうどあわせてつくられていて、かんたんにつかえました。ゆびぬきにししゅうをいれて、よりうつくしくなるようにしました。


2. おさいほうのぶんか

かんこくではおさいほうがただのかじではなく、たいせつなぎじゅつとおもわれていました。けっこんをじゅんびするじょせいたちは、ゆいのうひん(おくりもの)をつくるために、おさいほうになれて、かていでひつようなふくやしんぐ、またそうしょくひんをてづくりしました。


このように、おさいほうはせいかつのなかで、じつようてきにつかわれるかちがあります。そのいっぽうで、ぶんかてきないみやげいじゅつせいをあわせもっているさぎょうで、かんこくのでんとうぶんかのたいせつなようそになりました。

おさいほうでつくったものは、ただのせいかつどうぐをこえた、だいじなものになります。おさいほうにこめられたまごころとぎじゅつは、きょうまででんとうてきなうつくしさとげいじゅつせいをつたえてくれる、きちょうなぶんかいさんとみられています。

 かんれんがぞう         

 

出典:<師弟帖(していちょう)の縫製(ほうせい)趙英錫(チョ・ヨンソク)>、韓国民族文化大百科事典
出典:<縫製する様子(ほうせいするようす)>、韓国民族文化大百科事典